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やる夫が正史を書くようです 第十五回 後編

2012.03.09 (Fri.)
393 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/11/01(日) 14:26:13.54 ID:5BSHnP.o

          __ ,..-- 、
         「/ ,.-_へV⌒丶_── -- 、 __ __
        /  「fトォ ゞ!|´⌒ヽノ             `ヽ
          /   ,朴_二_ノ   / / /         ̄ 'ヽ \
         //  〃`--、ヽ , / / /   l/    ー-- イ ヽノヽ__,..‐ 、
       //  //  γ_j l/l/ / /  /         ゝニニノ Vー 、  !
       //  // / /`^.ィ / / /l  ,' !/! | !   | ! ヽ      { (ftト} l'^ヽ
     //  '/   ,ノ_j / / '/  | | l! ! ! // l! |  !   ゞーイ| |  |
      //   !|!| /イ// /l  |!  ' | l! | | // / ノ  |     乂ノ !  !
    イ!    |l |!((  |!'' /! | __ _)) | l ' l! l// /, イ   ,.  |  ( ヾ !  !
   / !   |l | |,.>',ニ_ヽム'~l!'´|i!| !/,/ // /,ハl  /  |    ノ  | ''  「やる夫が正史を書くようです」
   '  |   ハ ヽ/ | Vrォゝl!ヽi| 'l!|/‐/-/ 、//! , / !  | / /   |/   第十五回後編ですわ。
  '   |   | |!∨ ハ ゞしjイ! ヾリ!//'_/_//, \/ /!/ / !/ / /   l
 ,    |    ハ| { lヘゝ二ノ      〃,. ‐/メノ\ , ,イ/ / /     !
/     |   / ハ ゝニ、、           ==、j|ノイ / ' / / /    !    ゆるりと参りましょう
   / | |  ! / . ヘ `冖''                レ'  / / / /    l
  /   | |  ! /  ハ    ヽ  __        イ/  / / / //    |
  ,. -人 |!  γフ\           // /  /|/ / /     |
/      \ノヽ!ヽ 「ヽ!\       __ イ! /    .イ / /  ,イ|     |
      ノ L___ `ーj V ノ ̄ノ、j ̄!._ ノ レ'   / | ノ´| / |      |
       V´ 〆 , イ / `ーγ" / , '  ,. イ|γ´  _|   |      |

やる夫が正史を書くようです 第十五回 中編の続きです。

394 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/11/01(日) 14:27:48.05 ID:5BSHnP.o

                       / ̄ ̄\
                     /   _ノ  \
                     |    ( ー)(ー)
                        |     (__人__)
                     /     ` ⌒´ノ
                   /  ヽ ⊂二二 ̄\
                 /     \  ⊂、'    ヽ
                /        \_, `7  /    とりあえず五石散は没収だろ。
               /    へ     \ !/  /     手間暇割いて説明してやってんだから、
               |      \    Υ  /      常識的に聴くように……
               |        \     /\
               |        / \__/.,,_r ヽ、
               /      _,,__|'"´      レi  }
              |   `'"´   `¨ー、     /ノノ
              |            }ィ    ´/
         / ⌒`^\___,,.._7     / /   , '      ごめんだお……
        /,, / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ {    / /  /
.       /,//::    #   メ \!   / /  f:        それはそうと……
       ;/⌒'":::.. #          /   / (    ヽ、
      /  /、:::::...      メ    /   {,_ `ヽ、__,,ゝ
      ( ⌒ー-ィ⌒ヽ、   /⌒`(_    `¨つ
..  ━━━`ー──ゝィソノー‐ヾy_ノ─ ¨ー-'":
395 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/11/01(日) 14:29:17.85 ID:5BSHnP.o

━┓
┏┛    ⌒
・    .___ ⌒  ___   ━┓
   / ―\ / ―  \  ┏┛   
 /ノ  (● X  (●)  \ヽ ・.
| (●)  /_  (⌒  (●) /.      なんで曹丕は孫権を簡単に信じ込んだんだお?
|   (__/      ̄ヽ__) /       .孫権が信用できないなんて、とっくの昔に分かってるのに?
 \  /´    ___/         
   \|        \           あんなに疑り深そうな曹丕が……
   /|´        |


                                                  / ̄ ̄\
                                                /  _ノ ,ヽ\
                                                |   ( ●)(●)
                                          . \    |     (__人__)
  「孫権を舐めていた」としか答えようがないですね。            .\  .|     ` ⌒ノ
                                             . \ ヽ       }
  曹操が死んだ時点で、孫権は一応恭順の意を示していました。        \_,ゝ     ノ
  よもや孫権がここから反逆する事はないと考えたのでしょう。        /, r、    く
                                              / 〈  \    i
                                              . ヽ、 .ヽ   \ i..|
  何を馬鹿なと言われるかもしれませんが、                     .て_)   \ノ
  そんな曹丕の甘い認識を示す出来事を紹介しましょう                    \
                                                         \
                                                           \
396 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/11/01(日) 14:30:46.24 ID:5BSHnP.o
【紀元220年夏頃 漢 冀州 鄴】

               , --──-、
           ., イ /      ヘ  ト 、
            i !ー、〉 __ j j __〉-ノ i
              ヾ_,,;;》 `-"::: `-"l_.ジ 
             . | ヽ ' _ ` イ        樊城と襄陽には穀物の備蓄がありません。
                l l  ´=` l     
             . ノ  ヽ _,、__ノ        孫権が攻撃してきた場合に備え、宛に拠点を移されてはどうでしょう?
      _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、       
     /;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
    丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、                   , -──- 、
   . i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!                  , -'、        `ヽ
   /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|               /            ヽ
   ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::                l l  fヽ/| l i 、   ヽ ヽ l
                                           | |  |``"| ||| __l_l | ||  
                                           | | イ⌒ヽヽヾト、|ヽ`ト ||  
                                           | |  レ==ミヽヽシ==ミ| ||  
                                           | |  |''''        ''''| ||  
                                           | |  |、   l  ̄l   ,イ ||  
      いいアイデアね。さっそく実行しましょう!!          .| |  | \ ヽ ノ / |  | |  
                                            | |  | | r〕、ー イ、 l |  l|  
                                          | | ノ-'〈::::::::><::::::::〉`l|  ||  
                                          ,r:i| l|゚:::::ヽ,イ_>、/::::゚||  |::ヽ  
                                          /:::l| l|::::::::::::/〈j ヽ::::::::l| i,|::::::l,  
                                         / ::::l| ト、:::::::::l  i |:::::::ノ| リ::::::::l,  
魏王 曹丕(字:子桓)

───────────────────────────────────────────────

   / ̄ ̄\           
 /   _ノ  \         .     曹丕が魏王になった頃、孟達が帰順する以前の事です。
 |    ( ●)(●)        
. |     (__人__)     .        
  |     ` ⌒´ノ.              当時、荊州の州都を樊城攻防戦で荒廃した襄陽から、
.  |         }.              荊州北部の要衝、宛に移そうという話が持ち上がりました
.  ヽ        }.        .
   ヽ     ノ         

───────────────────────────────────────────────
397 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/11/01(日) 14:32:39.75 ID:5BSHnP.o
【荊州北部略図】
                                    宛
                                    ○││
                                      ││
                                     /./
                                    ││
 ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧  ∧∧∧∧∧∧∧    ././
 ________________________    ∧∧∧∧∧∧∧       ././ ○新野/./  
 ______________________ \     ∧∧∧∧         ││     /./
           .\ \                  .││ ../~~./
             \ \                ││/./~~
  ○上庸 ∧∧∧∧ .\ \_____________    樊城  .│ ~~/
                \_____________ \_______○ ../ /~               ○ :都市・地名
   ∧∧∧                \________ \/ /
       ○房陵 ∧∧∧∧∧∧∧     ○\ ...|
                          襄陽 |  |漢
       ∧∧∧∧∧∧∧∧           .|  |
     ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧        |  |
                              \ \水
                                \ \



───────────────────────────────────────────────
     ____
   /      \
  /  ─    ─\            襄陽周辺の地図だお。
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |           この一帯は地味に漢中にも通じたりする交通の要衝。
./     ∩ノ ⊃  /           .人口も多くて、荊州の中心地と言えるお。
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |            だから樊城攻防戦の時は、魏軍が必死に防衛したんだお
  \ /___ /

───────────────────────────────────────────────
398 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/11/01(日) 14:33:50.87 ID:5BSHnP.o

 ____
:::::r乞ト.::::`丶、
::::ヾこン:::::::::::::::\
^⌒^⌒^ーr、:::::y=l=x
li | il  |il l | ト《_八_》
|il|i|l i|li|l|lil|li|i| l`介'i′
|li|l|l i|li|i|ili|lillili|il| il |           孫権は関羽を破ったばかり、攻めて来るとは思えませんわ。
|il| | l l |l|i |li li|l|li|il| |
l l| ハl | l斗fT7从i|l |           ですが、襄陽は水陸両面における要衝……
       ◯  /l|ilil|           対孫権のためにも放棄すべきではありません
        'il |lil||
       / i| | lil|
  ¬   _イ|l i| |厶イ廴
≧==≦〈{|:::::\/三三≦
 〈八〉 〈{|:::::::::::Ⅵ三三{
^⌒Y⌒〈{|::::::::::/l|丁ヾ{ ̄

魏 文官 司馬懿(字:仲達)

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                                    !   ! i ! i   l        ヽ ト、 `、`、       !
                                     !   ! !i !   !         i ! ヽ ヽ i       !
                                     !  l,!l !   !         レ′ヽ `、!        !
                                     !  l ! ! !  l              `、__.!      !
   は?                              !   ! ! !__,!,,,,,__      ,, -‐_,,¨,,,,,i  !      !
                                    !   !、`、!,,l-┬、-、      ,r'´i__!__,! l}''!¨  i¨¨_'''''‐-,,_
   宛に移れって?                       !  _,,! ヽ ヾヽ!、`__!, '        ´   !l !  i'´  。 ゚,/
                                  _,,i-''´_,!  ヽヾ`、             ,ノl l  l_,,>-''i´i
   関羽が攻めて来た時でも放棄しなかったのに  .< 。 。 ¨ !   ! ``              ! l  lヽ_,!、,! !
   どうしてそうなるのかしら?              `''i-<_i-!   !、       !       ! !  lヽ  ,' /!
                                   l   l   il ヽ、     -‐‐-     /! !  l ! `ー〈 l
                                   !   l   l !  `ヽ           / ! /   ! ヽ   !
   まあ命令なら従うけど……                !   l   l l     !`ヽ、     /   レ!    !   !`ー<´!
                                     !    !  l !    !    `''''''''´    /     !  l    !、
                                   i    !  l !    !         /!    i   l`ヽ、 ! i
魏 将軍 曹仁(字:子孝)
399 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/11/01(日) 14:35:15.01 ID:5BSHnP.o

       (⊃ ̄ ̄\
     (⊃   _ノ  \
    (⊃   ( ●)(●)
     |     (__人__)           襄陽・樊城の破却命令は司馬懿の反対にも関わらず実行され、
     |     ` ⌒´ノ      .     曹仁は襄陽・樊城を焼き払って兵とともに宛に移りました。
       |         } \         
     /ヽ       }  \        この一件は当然孫権の耳に入ります。
   /   ヽ、____ノ     )       ここで孫権は常識的に考えたでしょう。
  /        .   | _/       
 |         / ̄ ̄(_)        
  \   \ /| JJJ (                   『誰もいないなら私が頂こう』と……
   \  /   /⊂_)


                                                  ____
                                                /      \
                                               /   _ノ ヽ、_.\
                                             /    (●)  (●) \
   ま、そうなるに決まってるお。                        |       (__人__)    |
                                             /     ∩ノ ⊃  /
   孫権だし無理もねーお                             (  \ / _ノ |  |
                                             .\ “  /__|  |
                                               \ /___ /
400 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/11/01(日) 14:36:25.11 ID:5BSHnP.o
【紀元220年秋頃 漢 荊州】

'                            \
                             ヽ
                              i
          /l          , ィ         i
        / /‐', .ハ    ,   //-l ,.      ' l
        /リz=ヽl l  ./l  .//=,,リ' |     .,' i     思わぬ収穫だ!
  , l    , l〃r'``}ミ' | / リ,/イ'`,}㍉,|     / i/
,リ' リi  , ' | l!! .ト-'´::i,.  l/    .ト-'::i! ソ    /        金銀財宝より人手の方が手に入りにくいからな!!
  ト, ', l  i!.l ‐ゝ─┴  '   、ゝ─┴/ ,ィ   /
  .l ヽl  |`          '   /イ/  人
  ヽi   l        ____     ノ' ハ |ヽ、
i   ハ   .ト、      i    V   , ,'-Y ̄V´  /`ヽ,
 ! l::`、  l  ヽ     \ _/  /_,i  |  .|  l  r'‐ 
` l .ト::::::',  l``─-> 、   ‐  ∠{ ,.,.!_.人_,人_,.'`‐' 
ヽヽト、ヽヽ .l::::::::::::::::::::::::ヽ -- '::::::::/            
 ヽ  ` - ヽ.l─-----------二/

漢 荊州牧 孫権(字:仲謀)

───────────────────────────────────────────────

   / ̄ ̄\                
 /   _ノ  \         .     そういう考え方をする孫権の事です。
 |    ( ●)(●)             
. |     (__人__)     .        当然彼は襄陽方面に兵を派遣し、
  |     ` ⌒´ノ.      .       付近の民草を残らず呉へ移住させようと試みます。
.  |         }.              
.  ヽ        }.        .      そもそも襄陽方面への出兵は、
   ヽ     ノ               呂蒙も考えていたらしく、予定の範囲内ではあったのでしょう

───────────────────────────────────────────────
401 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/11/01(日) 14:38:43.23 ID:5BSHnP.o
【紀元220年秋頃 漢 冀州 鄴】

        ,. -───- 、    
     r-‐'´          \  
     |  |ヽrl l 、  、 ヽ、 ヽ 
     |  |   | !ヽヽ ヾヽ l   l 
     ト-|---ヾ ヽヾー‐l┼ |  |
     | ≡≡≡  ≡≡≡ |  |
      |  |            | |  |     どうしてこうなった……    
.    |  {    __     | |.  |  
    |   |`ー-.,二` ,, -‐'::! |   |  
    |  ノ  ∨ヾ厂ヾ=シ::l |ヽ  l                        __  _, -‐―‐- 、  
     | /   {::::V7Tレ'::::/ /::::ト/\|                     ∠-ァ―`   /    ヽー、
    |/    〉::::|'ブ::::::/ノ´_:::}                          // /イノ^{-ヽ七ヾ \ \
       /ヾ´l/`>ベイ\ー}                 .        {八ィ三彡 三三三 ルい  ⌒`ヘ/ヽ-‐ァ
       >'  | `^´ l  ヽ  ノ                          ン.{   _    ´/ ̄> `ー'\~^ーゝ
      `ヽ,ムL___|!__ヽ Y′   だから言ったのよ。 .         / /{  \_j    / / r< ___メ ̄ヽフ
        | ,イ /  `ー┘                        //| ゝ _     / /∠ヘ/   ヽ  乂
        `′ー′         追い出してきてあげるわ。     ´  |{   i≧z‐ァヘ(/>       _ン/
                     『革命』の前祝いよ!!         レ\N{>'´〈/-/了〕   弋/\/
                                               /   /7/    ∧  \
                                              厶 \/ |└――,―=ォ―┘
                                                `ー^>j__/  \\
                                                   了  ヽ>   o ヽヽ

───────────────────────────────────────────────

   / ̄ ̄\           
 /   _ノ  \         .     この知らせを受けた曹丕は慌てて曹仁と徐晃を迎撃に出します。
 |    ( ●)(●)        
. |     (__人__)     .        曹仁らは孫権軍から襄陽を奪い返しましたが、
  |     ` ⌒´ノ.              時すでに遅く、襄陽周辺の蛮族や民草は南に移住させられた後でした。
.  |         }.        
.  ヽ        }.        .      おおよそ魏にとって不名誉な話であり、
   ヽ     ノ               時期が時期だけに表ざたにはなりませんでしたが……

───────────────────────────────────────────────
402 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/11/01(日) 14:40:10.53 ID:5BSHnP.o

     ____    ━┓
   /      \   ┏┛
  /  \   ,_\.  ・
/    (●)゛ (●) \      これじゃあ曹丕がただの馬鹿に見えるお?
|  ∪   (__人__)    |
/     ∩ノ ⊃  /   .   樊城と襄陽から撤退して孫権に奪われたら、
(  \ / _ノ |  |    .   なんのための樊城攻防戦だったのかということになるし……
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

                                                   / ̄ ̄\
                                                 /  ヽ、_  \
                                                (●)(● )   |
                                                (__人__)     |
     曹丕の経験・認識不足でしょうね。                      (          |
                                                 {          |
     一方の孫権も刺激しすぎたと思ったのか、                 ⊂ ヽ∩     く
     この一件以降は再び魏への接近を強めます。               | '、_ \ /  )
                                                 |  |_\  “ ./
     それは先に述べたとおりですが……                     ヽ、 __\_/

403 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/11/01(日) 14:41:46.79 ID:5BSHnP.o

   / ̄ ̄\
 / ノ  \ \/`i
 |  (●)(●)./  リ         もうひとつ。
. |  (__人__)..|  /          
  |   ` ⌒´ リ  ヒ         孟達の話の時にふれましたが、曹丕はこう考える人でした。
.  ヽ     //  ,`弋ヽ     
   ヽ  - ′.Y´  , `ヽ`.l       『無闇に兵馬を動かさずに相手を降伏させる方が良い』
   /〈  `ー〈::....ノ   V     
   | ヽ_ー 、 `ヾ_/ //   .   だからこそ、孫権の帰順を期待していたのでしょう
    |    フ-、`ー┴‐-〃
         `ー‐一
404 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/11/01(日) 14:43:23.07 ID:5BSHnP.o

                                         _/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
                                     ー=ニ ァ: : : : : :/: : : :/: /: : : : :、: : : :`ヽ: : : : ヽ
                                        / ,: : : :〃: :/: : /: │: : : : :lヽ: : : : ハ: : : : :.ヽ
                                .       / / : : //: :/: : /: : │: : : : ::|: :!: : : : i|: : l: : : :ヽ
  しかし、彼の孫権への期待は完全に裏切られた。      / イ : : : l |: :│: :j : : ∧: : : : :l: :|\: : i|: :│: : : :.\
                                      l/ |: : : :| l: :∧: :ハ: : l  '.: : : :ハ j  ヽ i|: :│: : : :}
                                      ││: : l|│ナ下/-ヽ |  ヾ: :/_ム'― 弋|: :│: : ! j
  そろそろ本題に戻ろう。                     j. │: : |i V ,ィテ圷、ヽ   ∨ ィチ示k l: : ト: : Ⅳ
                                         ヽ: : |  ハ` Vf:::::i}       Vf:::::i} Y|: : ム N
  孫権の不穏な動きに業を煮やした曹丕は             ヽ |ヘ i l  ゝー'       `ー'' ハ!: :,) }i|
  大軍をもって呉を攻撃する事を決意する               `l: :ヽム        '         /:/: :ルイ
                                            ', : : |ヘ、     ‐       ィ' /: :/
                                            ヽ: :lヽ >,、       イ/7: :/
                                            \! V厶|>ー <レ_'/ //
                                              , '´/ノ      L、 /
                                               ,.-'   | ___._   | `ー、
                                         _..-‐'´     |´  _` ー<|   `ー、_

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やる夫が正史を書くようです 第十五回 前編

2012.03.09 (Fri.)
865 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/09/22(火) 16:06:16.22 ID:eH6FLeEo

          .  -―‐‐- .
          r‐´         `ヽ.
       /            ヽハ
       ,'   トヘ  、ヽ  ヽ.  i i
        .i  ! |   | j !i l| l. i│i l l
      |  ├|‐- | 川 l| l-l‐l┤ | |
      |  | j,ィ=ミヘ从リノり人| | |  ☆
      |  |《.ir'ii!l   r==ミ| | | ノ
      |  Niゞー'  ,      i| | |       「やる夫が正史を書くようです」第十五回前編よ!
      i  lj人"" ー一   ノl| | |
     /|   l::::/:.ヽ _  イ:::`| | |
    /::::::|   |:::|l:::::::V//.::::||::::::| ト、l        今回から、やっと三国時代に突入するわ!!
   ,':::::::::|   |:::||:::::::::V.:::::::|l::::::| |:::〉
    i:::::::::::|   |:::||:::::/∧:::〃:::::| !/'|
   !::::::::ハ  |:::|l/〉/ 〈:V::::::::::| | |
    |:::::,'.:::∧ .|::::::::/,'  ,ハ:::::::::::;| / i|
    |::::::: /::,.ヘj::::::んヘ _」:::::::/ !′i i!
    |::::::/::〈:::::::::::::::::{{:::::::::::::::,ノ /  ハj
    |:::.ハ:::.`ー==ニ》ニ=- く / //
   ∨ ハ:::::::::::::::::ハ:::::::::::/ヽ.//
   / / ∧:::::::::::/ ∧:::::/  \
   /. ,' /:ハ:::::::/ /.:∧/      \
  /.::  /.:' ∧;/ ,.'.::'       \::.. \
./.::.  '.::: /     .::::        ヽ::..  \

やる夫が正史を書くようです 第十四回 後編の続きです。

866 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/09/22(火) 16:07:12.98 ID:eH6FLeEo
【紀元270年冬 晋首都 洛陽 陳寿の家】

~前回のお話の数日後~

        /_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ヽ
         /_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/::::::ヽ
      /_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/::::::::::::ヽ
        | ;                          |::::::::::::::|
        |           ゙          ;    |::::::::::::::|
        |  _ _ _            '     |::::::::::::::|
        | /_/_/_/_/_/    ___ ゙___.  |::::::::::::::|
        |  |    |    |〃   ||〃   |; |::::::::::::::|
        |  |    |    |   〃||   〃| ;|::::::::::::::|
        |  |o    ゙|      ̄ ̄ ̄,  ̄ ̄ ̄  ;|::::::::::::::|
        |  |    |   ヾ  ,            |:::::::::/
        |  |.___゙|             ,,       |:::/
          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
867 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/09/22(火) 16:08:10.08 ID:eH6FLeEo

    /.:.:.         \
    /:,:.:.:  /   ヽ    \
   /.:.l:.:.:/:/   :/  ', :l   ヾ`ー
  /!:.:.|:.: l/  〃 / j } :|    ハ
 /イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l  l }
  N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
   ヽム:.} ii;_j    ii;リ ル iレヽ        前回、曹操が世を去った。
      `ヘ:ゝ   _     小/
        ヾ:{>、 _ ィ<}/|/          この曹操の死を境にして乱世の様相も変わり始める。
    _, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_          
  /| l:|   | ===|   |:l゙ヽ          英雄と英雄の争いというよりも、
  /  | l:l   l     l   l::l l          国対国の争いの色がより濃くなってくる
  l  ヽハ    l    l  //  |

                                                ____
                                              /⌒  ⌒\
                                             /( ●)  (●)\
                                           /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
       この時期が時代の変わり目なんだお             .|     |r┬-|     |
                                           \      `ー'´     /

868 :1 ◆ZXqVVWPHtc [saga]:2009/09/22(火) 16:10:39.72 ID:eH6FLeEo
【紀元220年1月 漢 冀州 鄴】

                            __
                           ∫ι__________/丁了
                          丿;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::.    ,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.ヾ.ヽ.
                         ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::    ,.,.,.,,.,.,.;; .ヾヽ
                     .ヘ. ..ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;::;::::::::::::::::::::::::::::   ::::,.,.,.,.,.,. ヾ.ゝヘ
                     ゝ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::    :::::::::,.,:::::::λヘ
                ヘ ,,__ノヾ ~~~~~  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  ~~~~~~ゞ,ノヘ
                ゞ;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;ノゞゞ
                  Ⅱ/⌒ヽⅡ/⌒ヽⅡ/⌒ヽⅡ/⌒...Ⅱ/⌒ヽⅡ/⌒ヽⅡ/⌒..Ⅱ三|
                  Ⅱ三三,Ⅱ,,三三Ⅱ三三,Ⅱ三三Ⅱ,三三Ⅱ,三三Ⅱ三三Ⅱ/|
               _ ├┼┼┼┼┐___┌┼┼┼┐ ___┌┼┼┼┼┤/|_
              ∥ミミ│      /,,;;;;;;;; /]ミ;;,,     /,,;;;;;;;;;/]ミ;;,,    .. │ミミ∥
         ┌凹凹凹凹凹凹凹凹凹___.凹凹凹凹凹 ___ 凹凹凹凹凹凹凹凹凹凹凹┐
          ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ/,,;;;;;;;;;/]ミミミミミミミミミミ/,,;;;;;;;;;/]ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ
     ┌凹凹凹凹________凹凹凹凹凹凹凹凹凹凹________ 凹凹凹凹凹┐
      .  . 彳/三三三三三三彳/.|ミミミミミミミミミミミミミミミミミミ彳/三三三三三三彳./|ミミミミミミミミミミミ
      .  彳/三三三三三三彳/.. |ミミミミミミミミミミミミミミミミ彳/三三三三三三彳/  |ミミミミミミミミミミミ
     . 彳/三三三三三三彳/ ..  |ミミミミミミミミミミミミミミ彳/三三三三三三彳/  . |ミミミミミミミミミミミ


───────────────────────────────────────────────
   /.:.:.         \
  /:,:.:.:  /   ヽ    \
  /.:.l:.:.:/:/   :/  ', :l   ヾ`ー     曹操の死の直後から話を始める。
/!:.:.|:.: l/  〃 / j } :|    ハ      
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l  l }      曹操が洛陽で死んだ時、後継者の曹丕は鄴にいた。
 N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j   .  
  ヽム:.} c;_j    c;リ ル iレヽ    .  曹操の死の知らせは、ほどなく鄴にも届き、
    `ヘ:ゝ    .'    小/         鄴の文武諸官もさすがに動揺の色を隠せなかった
      ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
   _, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
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